皆様、こんにちは。
タイの銀行口座を開設するハードルが高くて困ってる者です。
タイのリタイアメントビザは、50歳以上でタイの銀行口座に80万バーツ(約270万)あれば取得可能となっている。
それに加え大事な条件としてタイの銀行口座に「80万バーツを3か月間維持する」という項目もある。
これは何を意味するかと言うと、兎にも角にも銀行口座を開設出来なければ先に進まぬ話ということだ。
では、タイへ行って銀行口座開設すれば良いではないかと思うかもしれないが、タイで銀行口座を開設する為には何かしらのビザを持ってないと出来ないルールになっている。
つまり。
タイ移住にはビザが必要だ。
リタイアメントビザを取りたい。
その為に銀行口座を開設したい。
でも今はビザが無い。
銀行口座を開設出来ない。
リタイアメントビザを取得出来ない。
という、何とも理不尽な蟻地獄に嵌る事になる。
正直「こんなことがあって良いのだろうか」と言う納得出来ぬ感情も沸き上がってもくるが、現状タイはこのような状態になっており、この不備が改善される気配も無い。
「リタイアメントビザ取得したい」という理由だけで銀行口座開設出来るのか?
「リタイアメントビザ取得したい」という理由で銀行口座開設出来るのか?
これが可能ならばリタイアメントビザを取得を目指す者にとってはありがたい話であるし、本来はこれこそが正しい姿だと思うのだけれど。
この疑問を解決するには直接聞くしかない。
僕はそう思い立って、タイのクルンシー銀行の日本語コールセンターに電話を入れた。
応対してくれたのは日本語が話せるタイ人スタッフだった。
ハンチング
あの、私、タイのリタイアメントビザを取得する予定なのですが、その理由でクルンシー銀行の普通預金口座開設出来るでしょうか?
スタッフ
今、何かビザは持ってますか?
ハンチング
今は無いですが、これからリタイアメントビザを取得します。
スタッフ
ビザが無いと、普通の口座は開設出来ません。NRBAなら開設出来ます。
クルンシー銀行の非居住者口座(NRBA:Non Resident baht Account)
2021年9月現在。
タイノービザ入国で自力で開設出来る唯一の口座。
普通の口座と違って、金利が付かない、振りこみ不可、外国送金不可などの色々と制限がある非居住者向け口座。
これであれば旅行者でも開設可能。
そしてこの口座は僕も2019年の旅の途中にバンコクのプロンポンにあるショッピングモール、エムクオーティエ支店で作成した。
ただ、この口座に80万バーツ入れてもリタイアメントビザを取得出来ないかもしれないと現地のビザに詳しい方から指摘されてもいた。
なので、僕は通常の普通口座を開きたくて電話しているのだ。
だけど、何度聞いても、マニュアル通りの答えしか返ってこない。
「NRBAなら出来ますが、それ以外はビザが必要です」
「そうですか。。。分かりました。コップンクラップ」
そっと受話器を置いた。
クルンシー銀行エムクオーティエ支店へ直接電話する
僕がNRBA口座を開いたのはバンコクのプロンポン駅前にそびえ立つエムクオーティエというショッピングモール内にあるクルンシー銀行エムクオーティエ支店だった。
その時、対応してくれたのは日本語堪能なタイ人女性スタッフで、もし電話先にこの方が出てくれたら、可能性はある。。。
僕は最後の望みをかけて電話をする。
電話に出てくれたのは、日本語の話せるタイ人女性スタッフ。
でも、僕が望んだ女性スタッフでは無い事が声質から感じ取れた。
ハンチング
あの、私、タイのリタイアメントビザを取得する予定なのですが、その理由でクルンシー銀行の普通預金口座開設出来るでしょうか?
スタッフ
ビザが無いと、普通の口座は開設出来ません。NRBAなら開設出来ます。
ハンチング
NRBAは持ってます。これに80万バーツ入金したらリタイアメントビザを取得出来ますか?
スタッフ
それはイミグレーションの判断になりますので、そちらに聞いて下さい。
ハンチング
そうですか。これからリタイアメントビザを取得するので普通口座開設出来ますか?
スタッフ
ビザがあれば開設出来ます。
ハンチング
いや、だから、そのビザを取得するためには、まず銀行口座が必要なんです。口座開設出来ないでしょうか?
スタッフ
ビザが無いと、普通の口座は開設出来ません。NRBAなら開設出来ます。
ハンチング
NRBAはすでに持っているんです。この口座だとリタイアメントビザを取得出来ないかもしれないので、リタイアメントビザを取得する為に普通の口座を開設したいんです。
スタッフ
ビザが無いと、普通の口座は開設出来ません。NRBAなら開設出来ます。
この蟻地獄じみた、やりとりを3周したところで、僕は諦めて受話器を置いた。
「分かりました。ありがとう。コップンクラップ」
にっちもさっちも行かないとはこのことである。
ここで僕はタイ現地在住で、こういう情報に詳しいハシナリーさんに相談すると、ある1本の動画を勧められた。
3ヶ月前に配信したハシナリーさんの動画である。
そこにはクルンシー銀行エムクオーティエ支店で、リタイアメントビザを取得という理由で普通の口座が開設可能と話されていた。
詳しくは動画を見て欲しい。
簡単に説明すると。
クルンシー銀行エムクオーティエ支店では、ノービザでも住居を契約(1年以上)して、タイに長く留まる意思を示せば、NRBAではない普通の口座を開設出来る。
必要な物は、賃貸契約書(1年以上)、家主さんのID、サイン、電話番号。
以上となる。
ハシナリーさんは自分自身でクルンシー銀行エムクオーティエ支店に足を運び、スタッフから直接、話を聞いた上で動画を作成している。
信憑性の高い信頼出来る情報である。
そして、僕は昨日、直接クルンシー銀行の日本語コールセンターとエムクオーティエ支店の2か所に電話を入れて確認した。
嘘ではない。真実の情報である。
ではなぜ回答が食い違うのかと言うと。
担当スタッフで回答が違うからかもしれないし。
この3ヶ月で状況が変わったからかもしれない。
電話ではなく顔を合わせて話せばハシナリーさんと同じ回答が得られる可能性も高い。
だけど、一言で言い表すならば。
「これがタイランドだから」と答えるしかない。
結論としては各々がリタイアメントビザ取得したいタイミングで「実際にクルンシー銀行エムクオーティエ支店に赴き直接、聞くしかない」のだ。
その時にスタッフが発する言葉が答えの全てとなる。
ハシナリーさんも動画内で「最新情報は必ず銀行へ直接確認して下さい」と仰っている。
大事なことなので赤文字にしたが、まさにその通りなのだ。
以上の結果から、コロナ禍でタイの銀行口座を持ってない人がリタイアメントビザを取得するステップ改訂版がこちらになる。
【改訂版】タイの銀行口座を持っていない人がコロナ禍で80万バーツ貯金有りのリタイアメントビザを新規取得するステップ
1,270万(80万バーツ相当)の現金を持ってノービザでタイ入国
2,コンドミニアムorアパートを1年以上の期間で契約し賃貸契約書(銀行口座開設に必要)を得る。
3,270万をバーツに両替で80万バーツを確保する。
4,クルンシー銀行エムクオーティエ支店へ直接赴き、ノービザで普通の口座開設出来るか確認する(←NEW)
5,クルンシー銀行エムクオーティエ支店で断られた場合は、業者に依頼して口座開設する。費用は5千バーツ前後。
6,タイの銀行口座に80万バーツ入金する。
7,80万バーツの貯金を3か月間維持(2021年9月現在、貯金3ヶ月維持しないとリタイアメントビザ申請不可)
8,ノービザ入国45日の期限が切れるので、イミグレへ赴き30日の延長申請する。
9,ノービザ入国45日+30日の期限が切れるので、イミグレへ赴き60日の延長申請(2021年9月現在コロナ特例で60日延長可能)する。
10,タイ入国45日+30日+60日。これでようやく80万バーツ貯金3ヶ月維持をクリア。
11,タイ国内のイミグレでリタイアメントビザを申請
12,3ヶ月有効のリタイアメントビザを取得
13,3か月後、もう一度タイ国内のイミグレでリタイアメントビザを申請
14,1年有効のリタイアメントビザを取得
15,その後は1年更新をずっと続けてゆく
以上となる。
正直に心境を吐露させてくれ。
「心が折れそうだ」
そして、僕はコロナ禍でこの正規のリタイアメントビザ取得のSTEPを踏む上で、もうひとつの無視出来ぬリスクが潜んでいることに気付いてしまった。
あぁなんてこった。。
その話は明日にでも。
結句、我々はこの面倒な15ステップを踏んでのリタイアメントビザ取得。
または。
多少のリスクを理解した上での80万バーツ貯金無しでのリタイアメントビザ取得。
タイのリタイアメントビザ80万バーツ貯金無しで取得する光と影 - FIREでタイ移住
または。
タイランドエリート。
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この3択からタイ移住を探って行くことになる。