皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
タイ移住にはなにかしらのビザが必要となる。
FIREでタイ移住をするとなると50歳未満ならタイランドエリート、50歳以上であればリタイアメントビザが主流である。
今回は50歳以上で取得可能となるリタイアメントビザの話。
タイのリタイアメントビザは、50歳以上でタイの銀行口座に80万バーツ(約270万)あれば取得可能となっている。
そしてリタイアメントビザを求める日本人の前に立ちはだかる最初の関門が「タイの銀行口座開設出来ない問題」である。
タイへ行って銀行口座開設すれば良いではないかと思うかもしれないが、ノービザ旅行者がタイの銀行へ赴いて「口座開設お願いします」と言っても門前払いされるのがオチである。
昔は旅行者でも開設出来たらしいが年々厳しくなって2022年現在ほぼ不可能となっている。
「ほぼ」と書いたのは一応方法は残されていて2つの手段で口座開設が可能となっている。
1,クルンシー銀行の非居住者口座(NRBA:Non Resident baht Account)
2,業者経由で口座開設
今回は1のクルンシー銀行の非居住者口座について。
僕自身、数年前にクルンシー銀行のエムクオーティエ支店で非居住者口座を開設している。
2021年11月にバンコクのプロンポンにあるクルンシー銀行エムクオーティエ支店を訪れた。
その際にスタッフの方にお話を伺ってきたので紹介したいと思う。
ノービザ日本人旅行者がクルンシー銀行の非居住者口座(NRBA:Non Resident baht Account)は今も口座開設可能なのか?
結論から言うと可能。
僕が2018年に口座開設した時は必要な物は「パスポートとタイの携帯電話番号」これのみで開設可能だった。
タイの携帯番号と言っても、皆さん旅行に際し現地のSIMカードを買うと思うのだけれどSIM買えば必ずパッケージに書かれてあるあの電話番号で大丈夫。因みに銀行から電話がかかってくることはまずありません。
銀行到着からものの20分位であっけなく開設出来て11月にタイへ行った時も重宝した。
だけど2021年11月にお話を伺った際は口座開設の為の必要書類が増えていた。
それは「戸籍謄本をタイにある日本大使館へ持って行き翻訳してもらった書類」この何とも面倒なものが加えられていた。
因みに非居住者口座開設であればアパートの賃貸契約書は不要なのでその辺は安心して欲しい。
旅行者がタイで口座開設することは年々厳しくなってきてる流れはクルンシー銀行にも及んでいるようで致し方なしといったところ。
クルンシー銀行の非居住者口座でリタイアメントビザ取得可能か?
可能と言う回答を頂いた。
タイの銀行口座をまだ持ってないが今後リタイアメントビザを取得したい方は、タイ旅行の際に、一度バンコクのプロンポン駅直結のエムクオーティエ支店へ行ってみることをお勧めする。
エムクオーティエ支店は日本語堪能なタイ人スタッフが常駐しているので「将来リタイアメントビザを取りたいので非居住者口座を開きたい」と言えば丁寧に教えてくれるはずだ。
非居住者口座開設に必要な書類は、時と共に変化してゆくので現地へ赴いた際に確認したほうが確実だろう。
リタイアメントビザを取得する流れとしてはまず非居住者口座開設に80万バーツを入金してリタイアメントビザを取得する。その後に普通口座を開設して80万バーツをそちらに移動するのがスムーズだと思う。
その流れはこんな感じ。
1,非居住者口座を開設し80万バーツを入金
2,リタイアメントビザを申請(3ヶ月の暫定ビザ取得)
3,3か月後にリタイアメントビザ1年を申請(3ヶ月間は80万バーツを非居住者口座から動かしてはいけない)
4,リタイアメントビザ1年を取得出来たら普通預金口座を開設する。
5,80万バーツを非居住者口座から普通預金口座へ移動。
6,金利の良い1年定期預金等にしておく。
こんな感じでリタイアメントビザ取得が可能だ。
最後にクルンシー銀行の非居住者口座の注意点を述べておく。
この口座は旅行者でも開設可能な特別な口座なのだがいくつか制限がある。
1,金利が付かない
2,預け入れは銀行窓口のみ可能(引き出しはATMで出来る)
3,銀行アプリは非対応
最後に繰り返しになるが最新情報は直接銀行へ確認して欲しい。