皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
ビザ。
日本でサラリーマン生活をしていて、休みを利用して海外旅行へ出かけるときは、せいぜい滞在期間も一週間程度のものなので、ほとんど気にすることはない。
ただ長期で住む移住となるとビザは避けては通れない問題になる。
タイ移住の時期はコロナ禍で流動的ではあるのだけれど、2021年の12月頃を軸に考えている。
それで、その際果たして何ビザで入国するのかは頭の痛い問題でもある。
選択肢は多様だ。
タイランドエリートビザ
リタイアメントビザ
EDビザ
ノービザ
ざっと候補を挙げるとこんな感じだろうか。
EDビザ
EDビザとは別名、学生ビザといわれることもある語学を学びながらタイ国へ滞在出来るビザだ。
あくまで「僕の場合」と前置きした上で話を進めて行くわけだけど、まずEDビザ取得の可能性はほぼ無いかなと思っている。
まず上記に挙げた4つのビザの中で、語学学校も絡んでくるので一番手続きが煩雑になるだろうし、果たしてコロナ禍の現在どんな授業が行われているのか定かではない。
ロックダウンで対面授業は停止してるはずなのだけれどオンラインでやっているのだろうか。
オンラインだとしても対面と変わらぬ授業料だろうし、もしオンラインもやっておらず授業そのものが停止してるとして一体授業料は帰って来るのだろうか。帰って来たとしてビザの扱いは....
コロナ禍の入国はただでさえ、常と異なり煩雑な手続きを踏まねばならぬ。その上でビザも不透明で分からぬ点が多すぎるのは勘弁願いたいといったところだ。
リタイアメントビザ
50歳以上でタイの銀行口座に80万バーツ(約264万円)以上あれば取得できるビザ。
まずもって今現在、年齢的に要件を満たしていない。僕の場合もう少し待つ必要がある。
以前はこのビザを本命視していて、将来のリタイアメントビザ取得を見越して旅行でバンコクを訪れた際に、タイ国内の銀行口座も開設済みである。
ただタイランドエリートと比較して、2つのビザのコスト差と待遇面を加味して改めて検討した結果、タイランドエリートに傾いたというのは1年前のブログで記事にした。
タイランドエリートを検討し始めました。 - FIREでタイ移住
だけどコロナ禍の長期化に伴い、魅力を感じていたタイランドエリートのサービスがことごとく停止している現状を考えると、もう一度、検討しても良いかなという考えはある。
タイランドエリートビザ
コロナ禍が早期に終息してサービスが元に戻っていたのなら迷わず決めていたのがタイランドエリートビザだ。
1年前の記事にも書いた通りリタイアメントビザのほうがコスト的には分があるのは間違いないのだけれど、リタイアメントビザの80万バーツは実質ほぼ動かせないお金になる。
タイランドエリートでもっともコスパの良いスペリオリティエクステンションは100万バーツ(330万円)になる。
リタイアメントビザとの差額は20万バーツ(66万円)
タイランドエリートの各種待遇面を加味して検討すると、タイランドエリートのほうが良いのではないかという考えは今も変わっていない。
もちろんリタイアメントビザの80万バーツは銀行預金なので帰国時は持ち帰れる。一概に比較は出来ない。
だけどもう人生後半戦に突入していて、僕に残された人生の時間はあと20~30年。
それを思うと、多少の金額の優劣にこだわるよりも、タイランドエリート会員になって様々な特典を享受しつつ、タイ政府から歓迎される移住者として過ごしたほうが精神的に楽しいタイライフになるのではないだろうか。
そういう精神面のメリットに加えて、タイから日本へ完全帰国する時期を検討するのは20年以上先の話になる。
それ位の時間があるのだから今、運用してる資産も複利で長い間働いてくれるわけで、仮に20年後に日本へ帰国するとして「リタイアメントビザの為にタイの銀行口座に寝かしていた80万バーツがなければこの先、生活出来ない」という状況になる可能性はかなり低い。
ならば100万バーツ払ってタイランドエリート会員になったほうが良いと考えている。
ここまでがコロナ禍以前の話。
前置きが長くなってしまったが、ここからはコロナ禍での現状の話。
コロナ禍でタイランドエリートのサービスがほぼ停止状態となっている。
正規代理店タイランドエリートインフォメーションセンターへ問い合わせてみた - FIREでタイ移住
サービスがほぼ停止状態にも関わらずタイランドエリート取得の金額は変わっていない。
正直に言うとこのタイミングでタイランドエリート取得をする事に迷いが生じている。
上記記事の通り、現状、タイランドエリート申請してから実際に訪タイ出来るまで2~3ヶ月の時間を要するわけだけど、この2~3ヶ月のタイムラグはタイと日本共にコロナ禍の国内状況が変化するには充分な時間となる。
タイが落ち着いてきたからタイランドエリートを申し込んでも、手続き中の2~3ヶ月の間に激変することは容易に想像がつく。逆に日本の状況が変わった場合もタイ入国に支障が生じる。
また、タイランドエリートビザ受け取りも、以前はスワンナプーム空港で簡単に入国時受け取れた。これがタイランドエリートの特典のひとつにもなっていたのだけれど、コロナ禍の今、スワンナプーム空港でのタイランドエリートビザ受け取りが不可能となっていてその為、国内では東京のタイ王国大使館又は大阪・福岡のタイ王国領事館での受け取りになり、申請してから受け取りまで15営業日を要する。
タイランドエリート会員になる大きな理由のひとつは、このような面倒な手続きから解放されることにあるわけだけど、現状、安くない入会金を払ってもこういう手間を会員自ら踏まねばならない。
大使館やタイのイミグレに行きたくないから、面倒な手間から解放されたいからタイランドエリート会員になるというのに正直これは辛い。
しかも15営業日かかるということは3週間ほどかかるわけで、これはさきほど述べた訪タイまで2~3ヶ月の時間を要するというところに繋がって行く。
せめて空港でビザを渡して貰えれば、取得期間も短縮出来て、延いてはコロナ禍で変化するタイと日本の状況も読みやすくなり、タイランドエリート取得のハードルが下がるのだけれど。
また様々な特典が停止していることも痛い。空港送迎サービスや銀行開設時のアテンドサービス等を受ける事が出来ない。でもタイランドエリート取得の金額は変わらないのだから。
本音を語り過ぎただろうか。
だけど僕はブログに嘘は書けない。
今回は正直な今の思いを書いてみた。
だけど、もしタイランドエリート取得するならば以前紹介した方法で取得するつもりである。
【FIREタイ移住】タイランドエリート取得のベストアンサー。もっともお得に取得する方法と手順 - FIREでタイ移住
ノービザ
これだけは無い。
タイに移住するというのに。
と思っていたのだけれど、今この案も候補に割って入ってきている。と言うのもタイは今、コロナ特例でノービザ入国でも60日毎に更新手続きをすれば長期滞在が可能となっている。
最初に45日でのノービザ入国が認められ、次に30日延長、次に60日延長、次に60日延長...といった感じで滞在可能だ。
ノービザのメリットはコスト面で一番安いということもあるのだけれど、それ以上に一番大きな理由として、タイの状況をギリギリまで見定めて訪タイを判断出来るところにある。これこそが最大のメリットになるのではないだろうか。
いくらタイ移住したいとは言っても、レストランも完全閉鎖しているロックダウンを敷かれてる都市へ行くのはしんどすぎる。
もちろんこのノービザ特例もいつまで続くのか分からないのだが。
で結論なのだけど、ここまで書いておいて言うのもなんなのだけど、まだ決まっていない。
ノービザで行ってその後に、タイランドエリートかリタイアメントビザにするか、或いは多少の目先の損には目をつむって、タイランドエリートを取得してしまうか。
まあどっちかになるだろう。
ビザについては悩ましい問題ではあるのだけれど、思い切ってサラリーマン生活を卒業したからこそぶち当たる悩みでもある。
間違いなくタイ移住に前進しているわけだから、これも楽しみながら少しづつタイ移住に近づいてゆければと思っている。