2021年5月20日。
退職。
明日で会社を退職してちょうど2年になる。
名古屋界隈の家賃3万円の豚小屋を脱出し、大阪移住を目指すも『資産はあっても無職に部屋は貸しません』なぞとふざけた事を言われ心折られながら大分県杵築市での安アパート生活を半年ほど経てた後、大阪でもう一度、部屋探しをしてみれば今度はあっさりと部屋を借りることが出来て念願の大阪移住を実現し早1年3ヶ月が過ぎた。
退職直後に感じた体の芯から突き上がる自由を手に入れた熱い鼓動こそ無くなったが、それは仕事をしなくて良い生活がもはや当たり前の日常になったからだろう。
だからといって今の生活の幸福感が色褪せたとか言われればそれは無いと答える。
家庭や仕事に因をなすストレスから解放されたことに変わりはなく朝、目覚まし時計をかける必要もない穏やかな生活は一度手に入れてしまうともう絶対手放せないと思えるほどの魅力があるのである。
『無職になると暇に耐えられずにどうせまた働きたくなる』
こういう言葉を時折耳にすることがある。
はっきり言ってその言葉は嘘だ。
まあ、、嘘は言い過ぎかもしれないが正確に言い直せば『人による』だろう。
実際仕事を退職するとサラリーマン時代には考えられないほどの自由時間を手にすることが出来る。
その自由時間は新たな趣味を創出したり、学生時代は好きだったけど仕事が忙しすぎて疎遠になってしまった趣味を取り戻すことが出来る。
僕の場合は新たな趣味としてお笑い劇場通い、取り戻した趣味としてはプロ野球リアルタイム観戦などがある。
同じくサラリーマン時代には不可能だった長期旅行も挙げられる。
またそういう趣味は数年前にはなかったyoutubeなどのコンテンツを通して派生的に広げて楽しめたりも出来る時代にもなった。
僕のGoogleカレンダーはお笑いライブとプロ野球、サッカー観戦、将棋観戦、友達と会う、それと旅行の予定だったりで隙間なく埋まっている。
サラリーマンがアーリーリタイアを目指していると『果たして自分は無限の自由時間に適応出来るだろうか』と不安になることもあるかもしれないが、手に入れた自由時間は自分の奥底に眠っていた好奇心をくすぐり新たな趣味を自然と産むのでそれほど心配しなくて大丈夫なのではないだろうか。
しらんけど。