皆様、こんにちは。
来月で無職1周年記念の者です。
2月下旬に大分県杵築市から大阪へ居を移して早1ヶ月。
生活も落ち着いてきて1日の過ごし方がだいぶ固まって来た感がある。
そんな僕の1日。
朝は大体、7時~8時頃起きることが多い。
時間に少しだけ幅があるのは目覚まし時計を使ってないからだ。
自然と目が覚めた時が起きる時なのである。
起きたらまずは歯磨きと朝シャワーを浴びる。
さっぱりした後は、録画していたモーサテを見ながら1時間かけてゆっくり朝食をとる。
朝食メニューは5枚切りトーストを1枚。その上にとろけるスライスチーズを乗せて焼き上げる。飲み物は大き目のマグカップに日東紅茶を2ケ入れて熱湯をたっぷり注ぐ。これに無糖のダノンヨーグルト1ケという質素な軽めの朝食で毎朝同じものを食べている。
朝食を食べ終わったらもう一度歯磨きをして出かける準備を整える。
午前中は体を動かしたいのでウォーキングを兼ねた散策をして過ごす。
今日は大阪城公園へ桜を見に行った。
大阪城公園を散策していると至る所に立て看板が設置されている。
子供の頃から歴史が大好きだったので、次々に現れる歴史を伝える立て看板を食い入る様に眺めながら歩いているとあっと言う間に時が過ぎて行く。
園内にはボランティアの案内おじさんが所々に立っていて、立て看板をを真剣に眺めている僕に声をかけてくれた。
「桜の奥にある大きな石、瀬戸内海の小豆島から運ばれて来たのだよ」
400年も前に一体どうやって運んできたのかと尋ねると。
「船にそのまま石を載せる事は、石が大きすぎて不可能だったから、船の後ろに筏を組んでその上に巨石を載せて大阪まで持ってきた」と言う。
おじさんは僕に徳川の偉大さを伝えたかった様子だった。
だけど説明をしてもらった肝心の僕の方はと言うと、徳川の偉大さよりも「当時、上から命令されて巨石を運ばされていた名もなき人々」へ思いが向いてしまうのである。
サラリーマン時代に「上司から命令されて無理やり残業や、誰もやりたくない業務をさせられていた自分」を思い出す。
仕事で苦しんでいた自分と巨石を運ばされていた名の無き人々の姿が重なり「こんなデカい石運びたくなかっただろうな、可哀そうに」なぞと妙に感傷的な気持ちになったりもするのである。
それと同時に、もう「誰かの命令で不本意な事」をしなくて良い今の生活がなんともいえぬ幸福生活に思えてくるのである。
こんな感情が沸き上がって来るなんて、まだサラリーマン時代の苦しみを引きずっているのだろうか。
巨大な石垣から思いがけずセンチメンタルな気持ちが芽生えてしまった。
西の丸庭園が入場料200円で開放されていた。
FIREを目指していた資産形成期は、1日でも早くアーリーリタイアしたいが為にこういった課金物はほとんどスルーしてきたのだけれど、FIREを達成してからは払うようになった。
体験や思い出にお金を払う価値を感じ始めているからだ。
有料だけに庭園内はそれほど人込みもなくのんびり過ごせて良かった。
その後も園内をたっぷり散策してお昼。
素朴で趣のある食堂で、650円のおでんランチを頂いた。
午後はカフェでのんびり過ごそう。
そして今、コメダ珈琲でこのブログを書いている。
ブログ書き終わったら読書を楽しんで、その後にスーパーで夕食を買い家路に着く。
夜は巨人vs阪神戦を見ながらゆっくり夕食を取ろう。
これが僕の大阪スローライフ。
何もないけど、自由がある。
こういう生き方がいいなあと思った人はアーリーリタイアに向いているのかもしれない。
自分が心から好きな街で、嫌な事から解放されて、時間に追われることなくのんびり暮らそう。
もう巨石を運ばなくても良い人生なのだから。