皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
旅行記は始まったばかりなのだけれど、約1ヶ月のタイ旅を終えて無事に帰国した。
コロナ禍でのタイ旅はもちろん初めての事で、普段とは違う準備も必要だったり色々大変な面もあったのだけれど、こんなに長い期間タイへ行けるというのはサラリーマン時代には不可能だったことでもあり、のんびり楽しく過ごすことが出来た。
旅の最初の2週間はバンコクへ滞在した。
街の活気はコロナ前が100%だとしたら、70%位だろうか。
バンコクでも特にナナ~アソーク界隈は歩いている人自体が少なくて、この辺りは外国人観光客に人気でのエリアでもあるので、この寂しい現状は想定していた通りと感じた。
想定外だったのは、バンコクのローカルエリア。
例えばBTSオンヌット駅。
この街はコロナ禍以前より観光客があまり来ないエリアで、現地在住の外国人だったり、タイ人が多く住んでいるエリアでもある。
だからこそ、コロナの影響はほとんどないものだとばかり思っていたのだけれど、実際に赴いてみると、駅前の屋台村も「For Rent」という看板を掲げた空き店舗がチラホラ見えたりして、観光客に留まらず、外国人の在住者そのものが減っている痕跡が垣間見えたりもした。
以前は夜遅くまで賑わいを見せていた駅前の屋台村も、夜10時を過ぎると閉店の準備が始まると言った感じ。
僕が初めてバンコクへ来た時は明け方まで路上屋台が開いていて「バンコクは眠らない街」という印象を持ったわけだけど、今は、バンコクが全体的に店仕舞いが早まってる感じで、それも街の活気にひとつの影を落としてるようにみえた。
ただ、この状況は何も全てが悪いわけではなくて、旅をする者には案外、心地よい部分があったというのはある。
例えばBTSやMRT。
以前はいつ乗っても混んでいて、特に朝と夕のラッシュの時間帯は、満員の車両を何本も棒立ちの体で見送るほどの込み具合だったわけだが、そんな状況が嘘だったかのように簡単に乗れる。
いや、それどころか座れないことのほうが珍しい位でもあった。
これはレストランへ行っても状況は同じで、人気店へ行っても待たされることはほとんどなかった。
今回は行かなかったが、人気観光地も同様であろうから「行くなら今」と言えるかもしれない。
バンコクで2週間滞在した後、ビーチリゾートのパタヤへ向かった。
街の活気はコロナ前が100%だとしたら、20%位だろうか。
特にビーチロードと2ndロードに活気が無い。
リゾート地という「観光客依存度」の高い街なので、コロナの衝撃度はバンコクと比較にならぬほどの深刻さを肌で感じる事となった。
今回はパタヤのソイブアカオ周辺に宿をとった。
宿に到着後その日の夜、ソイブアカオのTREE TOWNへ赴くと、立錐の余地すらないほど、大勢のファランとタイ人で盛り上がっていて「これはパタヤ凄いことになってるなあ」と思ったのだけれど、数日ほど滞在してみるとその理由が分かり始めた。
この時点でバンコクは店内飲酒が可能となっていたのだが、パタヤはまだ許可が出ていない状況。
行き場を失ったパタヤ在住外国人がTREE TOWNへ一極集中しているのである。
先程、ビーチロードと2ndロードに活気が無いと申し上げたのだけど、ではソイブアカオは活気があるのかというと、そちらと比較すれば活気があるというだけ。
もっと言うとソイブアカオが全て賑わっているかというとそうでもなくTREE TOWNへ一極集中。
もう少し広い目で俯瞰したとしても、ソイブアカオの市場があるS時クランクの辺りからTREE TOWN界隈まで。
そこまでは人が居るがそこから外れて、パタヤカンのほうであったり、LKメトロの方面へ歩を進めると、途端に人の流れが少なくなってゆくのである。
交通量も依然の1/5位だろうか。
いや、もうすこし少ないかもしれない。
なにしろタイミングが悪いとソンテウに乗るのも車が中々現れず、しばらく道端で待つことになる感じであった。
こんな状況ならば早速もって、踵を返してバンコクへ帰る流れになるのかと思ったのだが、そこは腐ってもパタヤなのである。
一旦、このぬるま湯のような心地の良いパタヤへ浸かってしまうと、なかなか抜け出せぬことにもなる。
結句、帰国最終日までそのぬるま湯へ浸かり続けることとなったわけである。
また今回、人生で初めて1ヶ月にも及ぶタイ旅を経験した事で「初めて感じた気づき」もあった。
今後の生き方をも変えるかもしれぬ、その件については、また今度書こうかなと思っている。
今回のタイ旅のVlog。
今後徐々にアップ予定です。