FIREでタイ移住

2021年5月富士通を退職し2021年8月家賃1万の街、大分県杵築市へ。タイへ移住し日本とタイの2拠点生活目指してます。

無職は部屋を借りれるのか?FIRE大分県杵築移住を目指す旅路その2~タイと日本のデュアルライフ~

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皆様、こんにちは。

ハンチングで御座います。

無職は部屋を借りれるのか?FIRE大分県杵築移住を目指す旅路その1~タイと日本のデュアルライフ~ - FIREでタイ移住

博多駅から大分県杵築市へ向かう特急ソニックの車内。

ついつい考えてしまう。

考えてもどうしようもないことは分かっているのだけれど。

本当に無職に部屋を借してくれるのだろうか。

それとも。。。

時に期待が勝り、時に不安が勝る。

僕の心は揺れていた。

砂浜に打ち寄せる波の様に。

 

「次は杵築~、杵築駅です」

車内アナウンスが流れる。

気が付いたらあっという間に2時間が過ぎ去っていた。

気持ちの整理も付かぬまま杵築駅のホームへ降り立った。

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ここが、あの、杵築か。。。

僕は降り立った瞬間、何故か望郷の思いのようなものが込み上げて来た。

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駅前の長閑な風景が、故郷の岩手の風景と似ていたからなのだろうか。

なんだか、不思議と気持ちが落ち着くこの街は。

それが杵築の第一印象だった。

不動産屋へ到着した旨を伝え、迎えを待つ。

駅周辺を散策するも特にこれといって特筆すべきものはなかったのだけれど、駅舎の隣に自転車が青空駐車されていることに気付く。

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僕は駅舎に戻り、そこに居た駅員さんへ聞いてみた。

「すみません、あの、外にある駐輪場って1日いくらで停めれますか?」

その質問に、一瞬の間があった後。

「自転車もバイクも無料で停めて構いませんよ」

と、穏やかな口調で教えてくれた。

 

暫くすると、僕の視線の先に不動産屋の車がこちらに向かって来るのが見えた。

「今日は宜しくお願いします」

そう言って現れたのは30代とおぼしき、ハキハキとした口調が印象的な男性スタッフだった。

車内。

「名古屋の方からいらっしゃったのですかー、ところで、今回の引っ越しはお仕事の都合とかですか?」

いきなり僕が恐れていた質問を投げかけてくる。

ほんの一週間前に出張った大阪では、この同じ質問に「無職で職探し中です」なぞと、自信なさげにうつむき加減で答え、自らをカースト制度上の、最下層にグルーピングし貶めたことで部屋を借りれぬ憂き目にあったりもした。

今回はその反省も踏まえ、その質問に対して事前に策を練ってこの日を迎えていた。

 

「職業は投資家です」

嘘ではない。

寧ろ「無職で職探し中です」のほうが嘘なのだ。

FIREを達成し会社を退職、そしてインデックスファンドを運用し、その運用益で生活してもいるのだから、無職というよりも、投資家と分類したほうがより正しいとも言える。

「自分、投資家です」なぞと一端の勝ち組めいた偉そうな言い回しも、ちょっと抵抗があったと言えばあったのだが、背に腹は代えられぬ、どうしたって部屋を借りねばならぬのだ。

今日はどうしたって大阪の二の舞を踏むわけにはいかぬのだ。

その答に相手がどんな反応を示すか注視の構えを見せていたのだが。

「そうですか、投資家ですかー、いやぁ実は最近、フリーランスとかされてる方で杵築市に引っ越ししてくる人が徐々に増えているんですよー」

と、嫌な間を空ける事も無く、即答で爽やかな言を返してくる。

 

不動産屋へ到着。

店内へ入ると早速、物件を印刷した紙を3件ほど準備してくれていた。

物件A、家賃1万。

物件B、家賃1万。

物件C、家賃2.2万。

3件の中に、ひとつだけ、ふんわりと家賃2.2万もする高額物件が含まれている。

肝心の部屋のクオリティーも家賃1万の物件とそれほど大差もないと言うのに。

その物件Cをやんわりとお断りし、それに変えて、僕が事前に調べておいた第一候補の家賃1万円程度の物件名を伝え準備してもらう。

物件AとB、そして新たに準備して貰った物件D。

この3件の内覧を願い出て早速向かう事になった。

ネット上で、何度も、何度も、見て来た物件にこれから向かうと思うと少しだけ胸が高鳴る。

今日、一体どんな物件に出会う事になろのだろうか。

期待を胸に抱いた僕を乗せた車が、ゆっくり走り出した。

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