皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
今日はタイと日本の2拠点生活の可能性について考えたい。
「考えたい」などと言うと、何だか如何にも最近思いついた感が拭えないが、実はこのプランについては5年位前からずっと頭の片隅にあった。
FIREでタイ移住。
私は今年の8月に会社を退職しタイへ行く。
FIREで海外移住する場合、日本の住所をどうするのか?
私に限らず誰もが平等にこの問題に直面するはずだ。
基本路線としては住民票を実家に置かせて貰おうかと思っている。データを取ったわけではないけど多くのFIRE海外移住者もこの方法を採用してるはずだ。郵便物も家族が受け取ってくれるだろうし、空のアパートを契約しておく必要もない。
ただ、この自分の生き方に家族に理解して貰えない場合、ちょっと辛い。
家はとても貧乏だったし、お金で苦労してる母の姿を子供の頃からずっと見て来た。
もちろん資産運用とは無縁の人生を歩んで来た人です。
「FIREでタイ移住します」と息子が言ったら、物凄く驚くだろうし、心配するだろう。定年まで勤めると思ってるだろうし、それが仕事を辞めて、しかも海外移住とか。そしてそれで生活が成立するなんて恐らく理解出来ないと思う。
実は実家にはまだ会社を退職することを伝えていない。
自分自身どう伝えるのが良いのか明確な答えがまだ出ていない。
ここまで母にどう伝えるか難しいと言う話をしたが、2拠点生活は母に会社を退職したことをひた隠しにしてタイへ行くと言う事ではない。住民票を実家に置こうが他に置こうがいずれちゃんと伝えるつもりだ。
ここで一旦、話をタイと日本の2拠点生活に戻す。
冒頭「このプランについては5年位前からずっと頭の片隅にあった」と書いた。
生活の拠点はあくまでタイだけど時々日本へ帰国する。
この生き方は実はメリットがあるのではないかと考えている。
先人が居る。
2014年12月末にアーリーリタイアしタイと日本の2拠点生活をされてる先輩が。
oininさん。
56歳で長年勤めた会社を退職しタイへ移住。その後2ヶ月タイ、1ヶ月日本と言う2拠点生活を楽しんでいる。
特に2014年から2015年にかけて、会社を退職してタイ移住へ向かって行く自身の心の内と言うか、心理描写が描かれていてタイ移住を考え出していた当時の私は貪るように読ませて頂いた。
そんな生き方があるんだ。新鮮だった。
海外移住に限らず、国内外どんな魅力的な都市に住んでも、長い事ずっと住んでいると飽き足りなくなって来る。
私は東海地方の某市に住んでもう11年になる。
この街の事は隅から隅まで知ってるし刺激も無い。
「もうこんな退屈な街は限界だ」
そんな時、私は旅に出る。
そして帰って来ると不思議な感覚を感じる事がある。
街の鮮度が回復している。。。
もう限界だ。こんな街早く引っ越したい。そう思ってた街が「案外悪くないな。まだしばらくこの街の生活を楽しもう」と言う気持ちになっている。
「日本って空気が美味しいよな。コンビニが綺麗に整頓されていて清潔感があるな」とかずっとこの街から出ないで生活してると気づけない良い部分に気づけたりする。
タイへ行けば「日本と違ってみんな時間に追われずリラックスして仕事してるな。このゆるい空気感ってなんだか心地よいな」とか。小さな気づきがある。
それが心の中に「小さな幸せ」として積み重なって行く感じが好きだ。
そんな感じでタイと日本2拠点生活の可能性をちょっとだけ考え出している。
今、不思議な高揚感に包まれながらブログを書いている。