インデックス投資でアーリーリタイア

2021年長年勤めた会社を40代でアーリーリタイア。大阪を拠点によしもとお笑いライブ観覧と阪神タイガース応援と旅中心ライフ。インデックス投資歴18年目。

1ヶ月8万からの海外デュアルライフ【日本とタイ2拠点生活シミュレーション第5弾 】タイバンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活シミュレーション

Bangkok

皆様、こんにちは。

ハンチングで御座います。

「日本とタイ2拠点生活シミュレーション」

一体いくらの予算で日本とタイの2拠点生活が可能なのか?

限られた予算で果たして本当に可能なのか?

その可能性を探ってゆく。

まず今回の検証の前提として「生活の質を落とす無理な節約はしない」事にする。

そういう生活は多くの人は望まないだろうし僕もその一人だ。

過度な節約をすることなくストレスなく快適に生活を楽しむ前提で日本とタイの2拠点生活を検証して行く。

また、今回のシミュレーションは「コロナが終息した」ことを前提にしている。

今タイはコロナ禍で家賃は下落している。

そして日本とタイを結ぶ飛行機もあまり飛んでいない上に航空券代も高い。

この数字を元にしたシミュレーションは現実と乖離することになる。

なので家賃はコロナ禍前の通常価格、飛行機はLCC価格といった感じで、コロナ前の価格をベースに計算してゆく。

僕を含め、これからタイ移住を目指す方、海外多拠点生活に興味がある方、大分県杵築移住を目指す方にとって参考になるシミュレーションにしたいと考えている。

では、本題へ。

今回は日本とタイ2拠点生活シミュレーション第5弾 として、タイ6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活を検証してゆく。

日本、タイ、2拠点生活検証方法の説明

タイバンコクvs大分県杵築市1ヶ月の生活費どっちが安い? - FIREでタイ移住

9月19日に書いた記事。

タイバンコク、大分県杵築市、2つの街の1ヶ月の生活費が載ってある。

この記事からデータを抜粋したのが下の表になる。

今回から始まる全5作のシミュレーションのベースとなる値になる。

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タイバンコクvs大分県杵築市1ヶ月の生活費比較

上記は1ヶ月の間、移動することなく丸々一つの街に住んだ場合の生活費になるわけだが、2拠点生活のシミュレーションはこの2つのデータを混ぜ合わせることで算出してゆく。

タイ6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活シミュレーション

表の一番左はバンコクの生活費をタイバーツで表したもの。

左から2番目は、そのタイバーツを日本円換算したもの。

左から3番目は大分県杵築市の生活費。

そして一番右がタイ6ヶ月、大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活の合計額となる。

バンコクの生活費をタイバーツのみの表記だと、タイへ行ったことが無い方にとっては分かりにくいものにもなるかと思い、今回は円換算も載せている。

タイバーツに馴染みがない方は、表の一番左のタイバーツは無視して日本円で見比べて貰えればと思う。

為替はここ5年ほどの平均値をとって1バーツ=3.4円とした。

また電気代、ガス代、は季節ごとに使用量に差が出る項目だが、1年の総額を12で割って、それぞれ1ヶ月当たりに馴らして計算している。

バンコクの1万バーツの家賃、散髪代は2ヶ月に1回行くとして、1年の総額を12で割ってこちらも1ヶ月当たりに馴らして計算している。

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バンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活

家賃

バンコクは1万バーツ(3.4万)のアパートを半年契約する。

基本的にタイの賃貸契約はコンドミニアムは1年契約からなのだけど、アパートは半年契約が可能だ。

今までのシミュレーションは、バンコクのコンドミニアムは1年間借りっぱなしで計算してきた。

今回はアパートを半年だけ契約することで、年間家賃を大幅に削減している。

アパートも1万バーツ/月ほどの予算があれば30平米位の広さで、そこそこ清潔感のある部屋を借りる事が出来る。

ほとんどの日本人にとって、快適に暮らせる環境だろう。

大分県杵築市は僕が実際に住んでいるアパート。

広さは30平米近くあり、2021年製の最新エアコン、バストイレ別(ウォシュレット付き)、キッチンは2口コンロが置けてまな板を置く作業スペースもある。

築年数は20年ほどだが、建物の状態は良くて室内はかなり綺麗だ。

 

■電気

バンコクはコンドミニアムを借りる場合、直接電力会社へ払うことになるので1ユニット4バーツほどで収まるのだけど、アパートの場合1ユニット8バーツほどする。

だが今回は11月~4月という、それほど暑くないタイの乾季中心に滞在することで電気代を節約している。

杵築市は楽天でんきを契約。

楽天でんきは基本料金が0円なので1年の半分しか住まない場合、効果を発揮する。

 

■ガス

タイはガス代がかかる物件はほとんどないのでゼロ。

杵築はプロパンガスで基本料金2千円。

使用量は1年の半分暮らすので1/2計上。

今回は冬を避けて、日本の滞在を5月~10月という温かいシーズン暮らすことでガス代を節約している。

また僕の契約しているプロパンガス会社には「契約休止制度」というものがある。

1ヶ月以上部屋を不在にする場合、プロパンガス屋へその旨を伝えるとその間、基本料金も免除となり無料で契約だけ維持出来る。

タイへ行っている間はこの契約休止制度を使いプロパンガス代を節約している。

 

■水道

タイは水道料金が安い。

杵築は水道料固定で2,500円。

 

■散髪代

バンコクは200バーツ(680円)で2ヶ月に一回。

杵築はサンリブに980円カットが入ってるのでそこで2ヶ月に一回。

 

■携帯

バンコクは400バーツ(1360円)でアンリミテッドを契約。

1年契約しないのでこれまでのシミュレーションより高めに設定。

杵築市は楽天モバイルで3GB利用とした。

楽天モバイルで3GB以内だと1078円/月。

杵築には1年の半分暮らすので1ヶ月当たり539円となる。

尚、楽天モバイルは1GB以内なら無料なのでタイに住んでいる間は無料となる。

杵築市は自宅のネットを併用することで携帯のほうは3GB以内で収まるだろう。

 

■自宅インターネット

バンコクのアパートはwifiサービスが初めから付いてる物件がほとんどなので無料。

杵築のアパートはネット無料物件。

 

■交通費

バンコクはBTSに乗ったり、時々バンコク以外にお出かけを想定し多めに見積もってる。

杵築は自転車(電動自転車ならさらに良い)で暮らせるのでゼロ。

 

■食費

バンコクは食事は外食も含め楽しみたいので朝30バーツ(102円)、お昼100バーツ(340円)、夕飯200バーツ(680円)とちょっとゆとりを持った予算。

杵築は産直市場で野菜や果物が安いのに加え、ダイレックスを始めスーパーが安いのでこの位で収まる。

 

■渡航費

1年に1回、大分県杵築市へ帰国する。

こちらは表の計算上、纏めて杵築市側に計上している。

バンコク~福岡航空券(往復)⇒2万5千円

福岡空港~博多駅(地下鉄片道)⇒260円×2=520円

博多駅~杵築駅(特急ソニック片道)⇒2550円×2=5,100円

杵築駅~杵築市内(路線バス)⇒210円×2=420円

合計=31,040円

1年に1回帰国なので、1ヶ月当たりに馴らすと2,587円となる。

バンコク~福岡はコロナ前LCCのエアアジアとタイライオンエアが飛んでいた。

当時から時折価格を確認していたのだが、往復2.5万前後が多かった。

福岡空港~博多駅は地下鉄で2駅260円となる。

博多駅~杵築駅は特急ソニックの指定席に乗る。

窓口で切符を買うと片道5,150円するのだが、実は裏技があってJR九州のネットから購めると特急ソニック指定席が半額(2,550円)で乗れるので、これは使わない手はない。

JR九州のネット限定きっぷ

杵築駅~杵築市内は路線バスで210円。

停留所からは徒歩で自宅へ。

バンコクの自宅~バンコクの空港間は、タイランドエリートの空港送迎サービス利用で無料。

スワンナプーム空港はもちろんのこと、実はドンムアン空港へも空港送迎サービスは利用出来る。

 

■医療費

タイ滞在中はクレジットカード付帯の保険(日本出国後90日まで有効)で対応するので無料。

杵築は千円。

支出が読みにくい項目ではあるが、年間1.2万見ておけば良いのではないだろうか。

 

■クレジットカード付帯の海外旅行保険を90日以上に伸ばす

今回はバンコクに半年住むので、クレジットカード付帯の保険(日本出国後90日まで有効)では足りない。

なのでクレジットカード付帯の保険が有効な内、つまり滞在89日目までに、旅行代金や交通費を利用付帯付きの別のクレジットカードで支払う。

最初のクレジットカードの保険が終了する前に、次のカードで公共交通機関の支払いをすることでタイ滞在の半年間の全てをカバーする。

 

■国民健康保険

杵築は国民健康保険で2千円。

退職した年と翌年は高くなるがこればっかりは仕方ない。

3年目辺りから2千円程度に落ちついてくる。

因みに、タイ滞在中クレジットカード付帯の保険だけでは不安ということならば、タイ民間保険に入ることも出来る。

値段はピンキリだが、1年当たり3~5万バーツほど。

加入年齢が高いほど高額になる傾向有り。

今回はクレジットカード付帯の保険で対応する形でシミュレーションしている。

感想

タイ6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月、1年に1回日本へ帰国するという2拠点生活。

その1ヶ月の生活費は80,666円

1年の生活費は1,048,658円

読者の皆様におかれましては「もっと良い部屋に住みたい」とか「食費はもっと削れる」とか「杵築市なぞ住みたくない」とか感じることはあるだろうが、この数字をベースに各項目を増減させることで、オリジナルのデュアルライフを試算して欲しい。

散財するでもなく、爪に火を点すような節約をするでもなく、熱い日や寒い日は我慢せずエアコンを使い、ホットシャワーを浴び、好きな物を食べる。

そうやって普通の生活を楽しみながらタイバンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活はこれくらいで楽しめる。

僕に関して言わせて貰うと80,666円に多少お小遣いを足して1ヶ月10万年間120万でタイバンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活は可能と言う結論に達した。

タイバンコク3週間&大分県杵築市1週間、毎月日本へ帰国で2拠点生活は1ヶ月の生活費が13.1万。

タイバンコク1ヶ月&大分県杵築市1ヶ月の2拠点生活は1ヶ月の生活費が11.3万。

タイバンコク2ヶ月&大分県杵築市1ヶ月の2拠点生活は1ヶ月の生活費が10.9万。

タイバンコク3ヶ月&大分県杵築市1ヶ月の2拠点生活は1ヶ月の生活費が10.7万。

そして今回のタイバンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月の2拠点生活は8.1万。

タイバンコク3ヶ月&大分県杵築市1ヶ月vsタイバンコク6ヶ月&大分県杵築市6ヶ月を比較すると実に2.6万もの差が付く。

理由としては、一番インパクトがあるのが家賃の削減、次いで渡航費の削減。

タイの賃貸をずっと借りっぱなしvs半年のみ借りるの差が出た。

また渡航費も帰国は1年に1回だけなので、こちらもコスト減に貢献している。

また日本滞在を5月~10月にすることでプロパンガスを筆頭とする光熱費を節約。

タイ滞在を11月~4月の比較的涼しい乾季にすることで同じく光熱費を節約している。

日本とタイのベストシーズンを楽しむデュアルライフである。

大都会のバンコクと自然に満ちた穏やかな杵築市。

この2つの街を掛け合わせたデュアルライフは僕の好奇心を刺激する。

アジアの熱気溢れるバンコクで刺激的な日々を暮らし、時折杵築へ帰り心穏やかな時間を楽しむ。

こんな楽しい生活が年間120万で実現可能な時代が到来した。

ここまで心折れることなくお読みいただいたタイ好き読者の皆様に感謝を申し上げると共に、全5作に及ぶ、日本とタイの2拠点生活シミュレーションを終わりにしたいと思う。

ありがとうございました。

Floating Market, Thailand

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