皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
単身でのFIRE大分県杵築市移住、1ヶ月の生活費をシミュレーションする。
今回の検証は前提として「生活の質を落とす無理な節約はしない」事にする。
食費の過度な節約、我慢を前提とした光熱費の節約、そういうことをすればコストは抑えられる。
だがそういう爪に火を点すような節約生活は多くの方は望んでいないだろう。
今回は無理な節約はせず、ストレスなく快適に杵築市でのFIRE生活を楽しむ前提で検証して行く。
大分県杵築市ってどういう街?と言う方はこの記事を見てみてくれ。
FIRE大分県杵築市生活1ヶ月の生活費
■家賃
1万円。
ネットで実際に検索してみると家賃7千円~1万3千円ほどの物件が多くヒットする。
実際に住むとなると部屋の清潔感や広さや立地にもこだわりたいはずなので、1万円位の物件がターゲットになる。
2021年8月時点で最安物件がこちらになる。参考までに。
■電気、ガス、水道
FIRE生活は働いてる時と比べ在宅時間が長くなる、よって電気代はこれ位見ておく必要がある。
ガスはプロパンになる。よって季節の変動があるのだけれど夏はこれ位だろう。冬は+3千円位か。
水道代は杵築市の物件は固定料金が多い。中には自前で払う物件もあるが2~3千円位みておけば良い。
■食費
杵築市はスーパーの物価が安い。その安い食材で自炊のみ生活をすれば1.5万位で収まるだろう。
ただ、今回のシミュレーションは食生活も楽しむ前提なので旬の果物を楽しんだり、時には豪華な食材を買ってきたり、そして外食も楽しむことを織り込んで2.5万計上している。これなら多くの人がストレスなく杵築での食生活を堪能出来るだろう。
杵築市は物価も安い。参考記事。
【FIRE杵築市生活】家賃1万の街は、家賃だけではなくスーパーも安い - FIREでタイ移住
■賃貸火災保険
月333円。4千円を12で割った金額となる。
日新火災の「お部屋を借りるときの保険」年額4千円。
僕が実際に杵築で部屋を借りるときに不動産屋で認めてもらった保険。
部屋を契約する時は年額1.5万位する火災保険を勧められるのだけど、勧められた火災保険は断る事が可能。
4千円の保険と1.5万の保険の内容はほぼ同じ。なので「同じ補償内容である事を提示し火災保険は自前で契約します」と言えば不動産屋は断る事が出来ない。
■散髪代
サンリブに980円の美容室が入居している。また市内には1300円でカット、髭剃り、シャンプーまでやってくれる理容室もある。2ヶ月に1回利用で490円。
■携帯
楽天モバイル3GB利用で1,078円。
家では自宅インターネットのwifiを利用し、外出時は楽天モバイルという運用なら3GB見とけば足りる。
意外と思うかもしれないが、杵築市は楽天モバイル圏内となっている。スピードは10mbps前後であることが多い。
■インターネット
自前で光契約すれば4千円ほど。楽天モバイルをテザリングすることで自宅のネット代を節約することも可能ではあるが、そうなると楽天モバイルの料金が2千円ほど高くなるはず。また楽天モバイルの10mbpsというスピードは動画が見れるけれど時々止まる可能性がある。
FIRE生活においてネットは重要なコンテンツとなる。なのでここは快適性に重きをおくのが吉だろう。
杵築市には無料で光インターネット付きの物件もある。その分家賃はやや高めになるがそういう物件を狙うのもありだ。
■国民健康保険
2千円。
退職した年と翌年は高くなるがこればっかりは仕方ない。3年目辺りから2千円程度に落ちついてくる。
■交通費、車維持費
0円。
杵築市は起伏が少ないので、自転車で生活可能。街の中心地から2、3キロ離れた場所に住んだとしても都会に比べ信号が少ないので、あっという間にスイスイ移動出来る。体も動かすので健康にもいい。
ママチャリでも大丈夫だけど、電動自転車やロードバイクならもっと良し。あって原付バイクまで。通勤する必要が無いFIRE生活において車は不要というのが1ヶ月住んだ素直な感想。
■医療費
千円。
支出が読みにくい項目ではあるが、年間1.2万見ておけば良いのではないだろうか。
感想
FIRE大分県杵築市生活、1ヶ月の生活費56,901円。
読者の皆様におかれましては「やっぱ車は欲しい」とか「食費はもっと削れる」とか感じることはあるだろうが、この数字をベースに各項目を増減させることで、オリジナルの杵築ライフをデザインして欲しい。
56,901円に多少お小遣いを足して1ヶ月7万円。7万×12ヶ月=84万。
これに旅行等趣味の予備費を16万加えた年間100万円でFIRE杵築生活は可能という結論に達した。
散財するでもなく、爪に火を点すような節約をするでもなく、熱い日や寒い日は我慢せずエアコンを使い、ホットシャワーを浴び、好きな物を食べる。
我慢要らずの普通の生活。
その生活が年間100万で可能なのだ。
この記事を見て、いいなあと感じる方も居れば、無いわと感じる方居るだろう。
どう思うかは人それぞれ。
それでいい。
ただ、日本にはこのような家賃と物価が安い街が存在すると言う事を知識として持っていれば、いざ人生に危機が訪れた際には自分自身を助けるセーフティーネットになる可能性がある。
また圧倒的な家賃の安さを生かして、日本とタイのデュアルライフの拠点にもなりうるし、杵築市に拠点を置きつつ日本の都市を転々を渡り歩くホテル暮らしを楽しむ旅人になったっていい。
ホテル暮らしで都会の熱気を楽しみながら、疲れたらもまた杵築に帰ってきて心の充電をする。
アイディア次第で杵築ライフの楽しみ方は無限に広がる。
ひとつの都市にこだわらない多拠点FIRE生活。
その可能性を、楽しみ方をこれからもブログで綴ってゆけたらと思っている。