正月に7年ぶりに田舎へ帰省した折、最寄駅まで妹の旦那が車で迎えに来てくれた。
妹と結婚したのちに私の実家で暮らしていて今は小学生3人のお父さんである。
僕自身が2021年にアーリーリタイアして初めての帰省であり、会社を辞めた経緯や現状どのように生活しているのかを話した。
すると『俺でもNISAって始めること出来るんですか?』と言う。
『もちろんです。月に100円から積立出来ますよ』と伝えると、まずどうしたら良いかと聞かれた。
聞けば楽天銀行の口座は開設しているという。
何でも小遣いの範囲内での趣味の競馬の馬券を購入する為に楽天銀行を開設済みなのだと言う。
ならばあとは楽天証券の口座を開設すれば良いので、早速その場でスマホを開き楽天証券の口座開設をいわばマンツーマン状態でお手伝いした。
実家に帰省して話を聞くとどうも家計の財布は妹(嫁)が握っているらしく、そこからお小遣い制でさすがに金額までは聞かなかったが毎月お小遣いをもらってその中で趣味を楽しんでいるとのこと。
そのお小遣いの中であればNISAを買えると言うことだったので、それであればまずは月100円から積立を始めてみましょうと言う流れになった。
兄の立場で正直な話をすると家計を握っている妹(嫁)にも一緒にNISAを始めて欲しかった。
夫婦でNISAを始めれば2人合わせて3600万もの生涯非課税投資枠が貰える。
人生の残り時間はきっと僕より長いだろうしNISAでインデックスファンドを買い長期投資すれば老後の生活はだいぶ楽になるだろう。
もっと言うとそこで両親がNISAを学ぶことで今小学生の3人の子供達。
この子たちにもNISAの知識を伝えることが出来る。子供達が正しいお金の知識を学び、大学を卒業した1年目からNISAの積立を始めたならば3人とも豊かな人生を享受出来る。
家族みんなに豊かな人生を送って欲しい。
少なからずそんな思いを持って帰省してきたわけだが。
お茶の間で僕と旦那の二人だけになったタイミングが訪れた時に旦那が小声で僕に伝えてきた。
『NISAの会話してる時、妹(嫁)の表情を見ていたのですが、あれは無理な時の顔です。すごい拒否反応を示してました。。』
競馬=パチンコ=NISA
もしかしたら妹の頭の中は、そんな間違ったイメージや偏見で埋め尽くされているのかもしれない。
勿体無い。。。
勿体無いけど仕方がない。
インデックス投資家の兄としては無念だがこればっかりは無理強いはしないことにしている。
僕はNISA(投資)は相手が興味を示せば出来るだけ分かりやすく説明し、もし始めたいとなったらNISAを始められるところまで付き添ってお手伝いすることを心がけている。また興味のない人には自分の方から『始めた方が良いですよ』とは絶対に言わないようにしている。
独身の僕は噂話にしか聞いたことがなかったが世間には『嫁ブロック』と言う言葉があるらしい。
NISA等の投資を始めようとした時に嫁に反対され始めることが出来ない状態を指すらしい。
今楽天証券口座開設手続き中の旦那は果たしてNISAを始めることは出来るのだろうか。
そして僕の70代の母親もNISAを始めることは出来るのだろうか。
この2人の前に妹ブロックが立ちはだかる。
果たして母と旦那はその妹ブロックを乗り越えられるのだろうか。