2006年10月。
お金のルールはなんとなく分かった。
そして私の手元には800万円がある。
本来ならば自宅売却で損失を被り水の泡と化してもおかしくなかったはず。
でも幸運にもまだ手元にある。
そして私の全財産は銀行の普通預金に預けてある。
私は普通預金の金利を34歳にして生まれて初めて調べて見た。
0.001%
何だが良く分からないが、小数点がいっぱいついてる事だけは把握したぞ。
「100万円を1年預けたらいくら金利がつくんだろな?」と思い計算した所。。。
10円。
馬鹿な。
しかもさらに衝撃的なのがここから20%税金が引かれるらしい。
つまり。。
8円。
800万円を1年預けて、もらえる利息は64円。
ATM手数料を年に1回払っただけで赤字ではないか。
こんな所に預けてたらいつまで経ってもお金は殖やせない。
しかもよくよく考えて見ると銀行は私が預けてるお金を使って、あかの他人に住宅ローン3%とかでお金貸したりしてるわけだ。
金利3%でお金貸して、俺には金利0.001%くれない。
めちゃくちゃ利ざやで稼いでるじゃないか。
銀行と聞くとどんな印象を抱くだろうか?
「庶民の味方」
私はずっとそう思い込んで今まで生きてきた。私はまたもや本屋へ向かい色んな雑誌に目を通した。すると「ネット銀行」は金利が高いと言う情報に辿り着いた。
わたくしの中で銀行と言うものは街の中にあり、しかもちゃんとした門構えの店舗があるもの。この固定概念しかなかった。
まさにTHE・昭和。
ネット上に存在するだけの店舗が無い銀行?
なんだか考えれば考えるほど不安になる。
でもやってみよう。
そう思い2006年当時、一番顧客を獲得していたイーバンク銀行(後の楽天銀行)で口座を開設してみた。
数日後送られて来たのは1枚のキャッシュカード。
こんなんで本当に入金出来るのだろうか?
私はATMへ向かいビビりながら1000円だけ入金。
そのまま自宅へ引き返しパソコンからイーバンク銀行へログインしてみる。
「1000円入ってるー!!」
私とネット銀行の初めての出会いでした。
●資産と借金、2006年34歳
貯金 800万
借金 0