インデックス投資でアーリーリタイア

2021年長年勤めた会社を40代でアーリーリタイア。大阪を拠点によしもとお笑いライブ観覧と阪神タイガース応援と旅中心ライフ。インデックス投資歴18年目。

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仙台駅東口:仙台の風景や街並みを写真で紹介する「みでけさin仙台」(みでけさいん仙台)

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築28年、仙台駅徒歩3分、価格790万也。

競合の大阪の業者とやらは100万以上の値下げを要求してるという。

『750万位でも十分交渉のテーブルに乗るかと思われますが如何なされますか?』

その問いに天井を見上げしばし考え込むのだった。

相手は恐らく680から690万程で交渉してると思われる。

ならば『700万でどうか?』という可能な限り安く買い叩くという交渉策は言わば王道であり容易に頭に浮かぶのだが、その策は3つの懸念点を内包している。

まず1つに相手側と競りが生じる可能性があるということ。

5万刻みなのか10万刻みなのかは分からぬが、ならば710万、720万などと対象が不動産であることを鑑みると、ひどくちっぽけなマネーゲーム、、とも言えぬレベルの争いが勃発しかねない。ただ大阪の業者とやらは不動産投資が目的なのでそれには損益分岐点を設けているはず。その設定値を超えれば降りるのは明白ではある。

次の懸念点としては売却価格が安すぎてそもそもオーナーが首を縦に振らない可能性があること。

そして僕が恐れているのは最後の懸念点。上記の交渉は間違いなく日を要するものになるはずで、その最中で僕の様にこの物件に普通に住もうと考える第三の参戦者が現れた場合。これが一番厄介である。

以上の懸念点を加味して出した結論は短期決戦。

相手の業者を1発で下ろして、且つオーナーも受け入れるであろう価格を提示し一気に契約まで持ってゆく。

 

780万でお願いします。

750万でも十分戦えそうな気はするが、そもそも790万でもOKの気持ちで赴いているわけで、30万ほどケチった結果交渉が長引くという可能性を消しておきたかった。

『分かりました。それではこのご意向をオーナー様と大阪の業者にお伝えします』

来週には何かしらの回答が得られるだろうということで不動産屋を後にした。

数日後、僕の携帯が震えた。

受話器越しに聞き馴染みにある『僕にNISAを教えて下さい』と言った仙台の若い不動産屋スタッフの声が響いていた。