騒音トラブルもはや引っ越すしかないのか - インデックス投資でアーリーリタイア
もはや引っ越すしか無いのか。
解決悪が見いだせぬ展開に絶望感を感じたその時、一筋の光明が頭をよぎった。
3年前に大阪で無職の僕が今住んでるマンションの部屋探しをした折にお世話になった不動産屋の親切なスタッフ。
あの人ならば力を貸してくれるのではないだろうか。
いや彼なら絶対に助けれくれる。
確信的な面持ちで僕は引き出しの奥底から1枚の名刺を引っ張り出しその人物へ連絡を入れた。
電話越しに懐かしい声が響いた。
『お元気ですか?いやあそれは大変ですねえ。分かりました。今、顧客対応中でして、落ち着いたら折り返し電話致します。』
毎日、何人もの顧客を相手にしてるだろうに、よく僕の事を覚えているもんだなあと感心しつつ期待に胸を膨らませ折り返しの電話を待つ。
先方はよっぽど忙しかったのかその日は電話が掛かってくることはなかった。
しかし翌日も翌々日も。。。
結局、何日待っても連絡が来ることはなかった。
賃貸不動産屋の主な収入源は仲介手数料なのであれば、客の方から部屋を紹介して欲しいなどという要望は先方の立場からすればえらく美味しい話なはずである。
3年前に大阪へ引っ越した折に紹介して貰った物件に住み賃料も滞りなく払い続けている。
なのに連絡が来ないのがなんとも解せない。
期待は憤りに変わった。
避けられたのか?
『またあの無職の面倒な客が来た』という事なのか?
そうだ。
そういえば以前、沖縄の那覇で部屋探しをした折にも似たようなことがあった。
念願の退職を2週間後に控えた2021年5月のゴールデンウイーク。
『今月で会社を退職して那覇に住みたいので部屋探しに来ました』なぞと、長年サラリーマンを続けていた事で部屋探しで頓挫した経験のない、世間知らずの馬鹿正直さを発露しつつ不動産屋へ電話した折にも『分かりました。折り返し連絡します』と今回同様の答を受けたが、待てど暮らせど連絡は来ず、不動産屋から連絡が返って来ないという事を全く想定してなかった青臭い僕は、帰りの飛行機の時間も迫ってくる中、時間切れ。
不動産屋から完全無視を決められた事に、傷心を抱えて那覇空港を後にしたあの苦い記憶が喉元からじわじわと湧き上がる。
こんな事が続くなら。
こんな粗雑な扱いを受け続けるのなら。
もうマンションを買うしかないのではないか。
僕は中古物件サイトを開き大阪、東京の中古マンションを探し出したのだった。