皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
無職は部屋を借りれるのか?大阪移住を目指す旅路その1 - FIREでタイ移住
無職は部屋を借りれるのか?大阪移住を目指す旅路その2 - FIREでタイ移住
無職は部屋を借りれるのか?大阪移住を目指す旅路その3 - FIREでタイ移住
無職は部屋を借りれるのか?大阪移住を目指す旅路その4 - FIREでタイ移住
無職は部屋を借りれるのか?大阪移住を目指す旅路その5 - FIREでタイ移住
物件Cを内覧することになった。
物件C
家賃(管理費込み):6.8万
部屋の広さ:26㎡
駅徒歩分:2分以内
築年数:15年
建築構造:鉄筋系
リビングの広さは7.5畳
とっぷりと暮れた大阪の街を不動産屋のスタッフと物件へ向かう。
道中、お約束の質問が飛んできた。
スタッフ
今回の大阪へのお引越しは転勤か何かですか?
ハンチング
私、個人投資家なんです。なのでどこに住んでても問題ないので便の良い大阪へ来ようと思いまして。
スタッフ
あっ、そうなんですねー。なんとも羨ましい限りです。
取って着けたような社交辞令めいた答が返ってきたが、僕が恐れていた「変な間」みたいな物は無かった。
もしかして大都会大阪では「個人投資家」という聞きなれぬカテゴリーの人間も受け入れてくれる土壌があるのだろうか。
物件到着。
一目散に部屋へ向かいたい気持ちを抑え、まずはゴミ収集所と駐輪場を確認。
どちらも荒れる事も無く綺麗に整理されている。
お目当ての部屋へ向かう。
玄関を開けるも真っ暗で何も見えない。
「まさか懐中電灯で内覧する羽目になるのでは。。」
祈るような気持ちでブレーカーをONにすると眩い光が部屋を映し出した。
広い。
思っていたより遥かに広い。
そして何より嬉しいのは室内が綺麗だということ。
ひとつひとつ設備を見て行く。
温水洗浄機付きのトイレ、暖房乾燥機付きの浴室、独立洗面所の横に洗濯機置き場がある事で僕が持っているドラム式乾燥機付き洗濯機も余裕で置ける。
クローゼットもそれなりの広さを有していて、ベランダが広い上に東向きのその部屋は、前方に高い建物が無いので視界が開けていて日当りも良さそうである。
現在キープしている物件Bより遥かに良い上に4千円も安い。
こうなってくるとゴミ屋敷じみた物件Bは早々に2軍行きとし、目の前に現れた物件Cが最有力候補に躍り出ても来るのである。
弾む足取りで不動産屋へ戻る。
店内で熱いお茶を出して貰い手続きを待つ。
スタッフ
どうされますか?
ハンチング
この物件Cに決めます。
スタッフ
分かりました。それでは物件押さえますが宜しいですかね?
コクリと頷く。
作業を始めるスタッフ。
そのスタッフの顔が突然曇り天を仰いだ。
「物件C、タッチの差で他の不動産屋から申し込み入りました。。」
つづく。