皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
大阪移住へ向けてここ1ヶ月の間、大阪の至る所へ足を運んだ。
その模様はブログに書いたわけだけれど記事にしたのは、ごく一部で実際はもっと広く部屋探しをしていた。
住みたい地域も絞れたので、満を持して不動産屋へ連絡を入れた。
築5年というそのマンションAは4階、5階、11階に空き部屋がある。
間取りは全く同じだ。
4階と11階は7.8万という値付けなのだけれど、5階だけやたらに安く6.8万という値が張られている。
事故物件か?
まず最初に頭を過ったのはその言葉だった。
ただサイト内の詳細を見て行くと4階と11階の7.8万の部屋は「仲介」と書かれているのに対し5階の6.8万のみ「専属専任媒介」と書かれている。
この部屋だけ専属専任媒介?
だから安く出来るのだろうか?
そんなことあるのだろうか?
若干の警戒心をもって僕は街を歩いているとよく目にする、その大手不動産屋へ電話を入れた。
すると20代位だろうか。
若い女性スタッフが応答してくれた。
ハンチング
あの、サイトを見て電話したのですが気になる物件がありまして。Aの5階の6.8万は空いてますか?
スタッフ
只今、担当者が出てまして連絡が付き次第折り返しお電話差し上げます。
ハンチング
はあ、そうですか。。。
電話を切る。
ん?
部屋が空いてるかどうか、そんなの調べればすぐにでも分かるはずだが。。
まあ、折り返し電話すると言ってるのでとりあえず待つか。
10分
20分
30分
1時間
全く電話が鳴らない。
しびれを切らしてもう一度電話をいれた。
ハンチング
先程、電話したものですが担当者から連絡来ないのですが。。
スタッフ
すみません。すぐに連絡するように伝えます。
それから10分後、今度は30代と思しき男性スタッフから電話がかかってきた。
スタッフ
お待たせしてすみません。担当者が立て込んでまして代わりにお電話させていただきました。今回はどのような物件をお探しでしょうか?お客様のご希望に沿う物件をご提案させて貰います。
ハンチング
いや、提案とかではなくて、先程Aの5階の6.8万を希望してると女性スタッフへ伝えたのだけど、その物件の空きはあるのか聞きたいのですが。。
スタッフ
ご希望の物件の空き状況は担当者へ聞かないと分からないのですが、似たような物件も合わせてご紹介させて頂ければと考えております。
ハンチング
Aの5階の6.8万が空いてるのであれば、似たような物件も合わせて紹介して貰っても良いけれど。。
スタッフ
それでは改めて担当者から連絡するように伝えておきます。失礼します。
その後、待てど暮らせど、この不動産屋から連絡が来ることは2度となかった。
釣り物件‼
本当にあるんですね。釣り物件って。
釣り物件を蒔餌のようにサイトにまき散らして、寄って来た客を「似たような物件をご紹介します」と誘導する。
こんなんで「じゃあお願いします」という客は果たしてどれほど居るのだろうか。
「連絡します」と言っておいて真剣に部屋探しをしている客に連絡もいれず知らんぷりする無責任さ。
地に落ちた信頼。
僕ならこんな不動産屋は2度と使わないのだけれども。
こんな恥ずかしい仕事してないで、最初からピタッと正規価格を提示して欲しいよ。
応対していて気が付いたのだけれども、この不動産屋は「釣り物件を問い合わせて来た客へ対するマニュアル」が社内で共有されている嫌な空気も感じた。
これだから日本の不動産屋は。。。
釣り物件であったり、火災保険であったりグレーな部分が多い日本の不動産屋に少し嫌気が差すと同時に、明朗会計なタイのアパートが恋しくなったりもした。
そうは言っても落ち込んでばかりもいられない。
大阪で満足のいく部屋を見つけねばならぬのだ。
気持ちをリセットする為に喫茶店に入り、もう一度作戦を練り直すのだった。
つづく。