皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
2021年5月に長年勤めた会社をアーリーリタイアして、今年の秋にタイ移住を目指している。
今日は僕が考える、年収が決して多くない一般的な収入のサラリーマンが、最短でアーリーリタイア、FIREタイ移住を目指す場合の有力な方法について話そうかと思う。
これは実際に僕自身が身をもって、実践してきた方法で再現性も高いうえに、誰でも可能な方法だ。
普通のサラリーマンがFIREタイ移住を最速で確実に実現する方法
1,まず1ヶ月の生活費を書き出す(紙でもエクセルでも可)
2,無駄な支出を削る
3,削った支出は、そのまま同額をインデックスファンドの毎月積立に増額する
4,世界中の株式で運用する(米国、または米国を中心とした全世界株式インデックスファンド)
5,FIRE、アーリーリタイアを実現し物価の安いタイへ移住
順を追って説明する。
1,まず1ヶ月の生活費を書き出す(紙でもエクセルでも可)
ザックリで構わない。こんな感じで書き出すことでまずは自分自身の支出を把握する事がFIREタイ移住のスタートラインとなる。
2,無駄な支出を削る
書き出すことで、自身の支出を把捉出来たあとは「この支出削っても大丈夫だよね」と言うものが必ずあるはずだから、その支出を断捨離して行く。特に家賃、保険、車を断捨離するとFIREタイ移住のゴールテープが一気に近づいて来る。
まずは大きなものから手を付けて、大物が片づけたら小さなものに目を向ける流れ。つまり1と2は一回見直したら終了と言うものではなく、何度も見直しすることで無駄な支出を少しづつ削ぎ落して最終的にスリムな家計を構築する。
3,削った支出は、そのまま同額をインデックスファンドの毎月積立に増額する
1と2をしただけで満足してしまうとFIREタイ移住は実現出来ない。
「削った支出と同額をインデックスファンドの毎月積立に増額する」のだ。
これはとても重要で、これを実行しないと2で削った支出が結局よく分からない消費に消えて行く。2で削った支出の同額を、即インデックスファンドの毎月積立に増額して欲しい。
大事なことなので繰り返すが、時間を置かずに迷わず、同額をインデックスファンドを増額するのだ。
1~3を何度も見直すことで、表の一番下の赤文字「インデックスファンド毎月積立」の額を増やすのである。
また、インデックスファンドの毎月積立は給与振り込み口座からの自動引き落としで行うこと。手動積立は続ける事が難しいのでやめておいた方が良いです。
4,世界中の株式で運用する(米国、または米国を中心とした全世界株式インデックスファンド)
1~3を繰り返し見直し、そこから捻出した資金をインデックスファンドで毎月積立て行く。
税制上メリットがあるiDeCoやサラリーマンであれば企業型確定拠出年金、一般NISAやつみたてNISAをまずは優先的に利用し、それでも買い切れない場合は証券口座内の特定口座で積み立てを続けてゆく。
お勧めのインデックスファンドは以下となる。どれもコストを抑えた優秀なファンドとなっている。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS
eMAXIS Slimオールカントリーは全世界に上場している約3000銘柄を対象にしたファンドで全世界市場をまるごと買うようなものです。
楽天全米株式インデックスファンドとSBI・V・全米株式インデックスファンドはアメリカ市場に上場している約3800銘柄を対象にしたファンドでこちらは米国市場を丸ごと買うようなものです。
楽天全米とSBI全米。
この2つはベンチマークが「CRSP USトータルマーケットインデックス」と言って同じベンチマークとなっているのだが、コストが楽天よりSBIがさらに安くなってます。但し2021年7月現在SBI証券限定商品となっているのでSBI証券の口座をお持ちの方はSBIを、それ以外の証券会社をお持ちなら楽天で良いです。
FIREタイ移住を実現出来るか否かは、インデックスファンドの毎月積立額をいかに増やせるかにかかっている。
インデックス投資は非常に再現性が高く、誰でも始める事が出来るハードルが低い資産運用方法だが、株式の期待リターンは年利6%ほど。
100万円を1年かけて106万円に育て、それを複利で運用することで資産を増やして行くわけだから、時間はそれなりにかかる。
何が言いたいのかというと、インデックス投資でFIREタイ移住を実現させる為には「入金力&毎月積立継続する継続力」この2つが重要になる。
いやこれが全てと言っていい。
どんなに素敵なポートフォリオを作ったところで、肝心の入金力が低ければアーリーリタイアに到達出来ないわけだし、継続力がなければ、やはり到達出来ないのだから。
5,FIRE、アーリーリタイアを実現し物価の安いタイへ移住
もしあなたが、FIRE達成後、アーリーリタイア達成後に物価の安いタイへ移住するならば、そんなに多くの資産は必要ないということになる。
より若く、より早く、FIRE生活を手に入れる事が出来る。
どれ位の資産でFIREタイ移住が実現出来るのか?
その問いには、まずは3000万円を目指してみたらどうでしょうと答える。
タイへ完全リタイアで移住して、労働から解放されてのんびり暮らす。
その生活の最低ラインとして3000万円あればなんとかいけるのではないかと考えている。
3000万円を上記に示したインデックスファンドで運用を続ければ年間4~5%程のリターンが期待出来るわけだけど。
3000万円⇒4%=120万円
3000万円⇒5%=150万円
当然毎年ボラティリティー(変動幅)は無視出来ず、すごく増える年もあれば、減る年もあるのだけど、長期的な視点で見た場合、これ位は3000万円の資産がお金を生み出してくれる可能性が高い。
年間120~150万円ということは、毎月10~12.5万円ほど使えるわけで、日本ならば古めのアパートに住みそこそこの倹約生活になるだろうけど、タイならばプール&フィットネスジム付きの築浅コンドミニアムに住みながら外食を楽しみつつ暮らすことが可能となる。
ビザはどうするのですか?
3000万円で暮らせるのは分かった、でもビザはどうするのか?
タイランドエリートがある。
詳しくは上記リンクを見て貰いたいのだけど、日本円で350万円程でVIP待遇で20年滞在が可能になる。
3000万円からタイランドエリート代の350万円払うと、2650万円まで資産が減ってしまいFIREタイ移住が出来ないと嘆かなくても大丈夫。
実際、資産が3000万円規模まで育ってきて、それをインデックスファンドで運用しているとするならば、例えば2020年11月のような10%程上昇する「ちょっとした上昇相場」というものは必ずやってくるもので、自分の心配をよそに、案外あっさりタイランドエリート代が捻出出来たりするものだ。
タイでの生活費を毎月もうちょっと使って暮らしたければ4000万円,5000万円を目指せばよいし、その辺は、個人の価値観もあるだろうから自由で良いと思う。
まずは3000万円をとりあえずの目標にしてインデックスファンドを毎月積立してみては如何だろうか。
3000万円であれば、多少収入が少ないサラリーマンでも上記の手法でインデックスファンドを毎月積み立てることで充分狙う事が出来る資産額である。
ストレスまみれの辛い労働から解放されて、仕事を完全リタイアして南国タイでのんびり暮らす。
FIREでタイ移住。
これは夢物語ではなく、やりかた次第では、普通のサラリーマンでも充分に手の届く生き方だということを知ってもらえたら嬉しい。