皆様、こんにちは。
ハンチングで御座います。
最終出勤日まであと2日。
仕事人生をフルマラソンで例えるなら、競技場を1周して、最後の直線、ゴールまであと50メートルくらいだろうか。
振り返れば長い道のりだったはずなのに、ここまで来ると、そんなに長くなかったのではないかと変な錯覚に陥る。
それはゴールテープが目の前に迫っている特別な人生の時間を今、歩んでいるからなのだろう。
退職を目前に今、一番気になってることは当日の天気以外に無い。
車を手放して以来、自転車生活をしているので、土砂降りだったらどうしようかと考えてる。
裏を返せば、もうそれ位しか悩むこともないともいえる。
僕の意志は会社へ退職することをを伝えた日を境に、仕事への未練は消え去り、新しい旅路へと気持ちが入れ替わったのだから。
ただ一つ、懸念点を挙げるとすれば。
「本当は定年まで同じ職場で、皆と一緒に頑張りたかったのに、志半ばで、退職する事になり無念です」
を最後まで演じ切る自信が無い。
まるで無いのだ。
きっと最後の挨拶は、頬のゆるみを抑えきれない自分がいる。
あぁ、ダメだ。
発する言葉と、表情がまるで合っていない。
運命の日まであと2日。
天気とあふれ出す笑みを抑えることに頭を悩ます日々。