ぼっち旅inイタリア2011 その19

イタリア旅行7日目。

今日はナポリ、ポンペイに行ってみることにした。

ポンペイはずっと気になっていた。

ただ一旦ナポリに行ってそこから、ローカル線に乗り換えないと行けないのと、イタリア南部は治安が悪いらしい噂を聞いてたので躊躇していた。

でも昨日ユーロスター内で会ったナポリ出身の彼女に出会って行く決心がついた。

ローマ、テルミニ駅9時発のユーロスターでいざナポリへ。

ナポリ駅着。

ここからはイタリア国鉄ではなくチルクムヴェスヴィアーナ鉄道と言うローカル線に乗りポンペイまで行かないといけないらしい。

私にとって未知の鉄道だ。

そもそも当初、今回の旅でポンペイに行くつもりはなかった。

なのでポンペイへ行く手段とか日本で調べて来なかった。

インターネットも無い。

頼りになる情報源は唯一日本から持参したガイドブックなのだが、そのガイドブックでのポンペイの扱いは恐ろしく小さく、簡単なポンペイの歴史と降りる駅名くらいしか載っていなかった。

 

本当にたどり着けるのかな?

不安一杯で切符を買う列に並ぶ。

窓口で「I go to ...」と言って駅名をメモした紙を見せる。

駅員は分かってくれたらしい。2.8ユーロ払い切符を買う。

 

さて。。。。

出発するホームが分からない。

近くにいた駅員に駅名のメモを見せて「Binario where?」と尋ねると「Binario 2or3」と言われホームへ急ぐ。

 

しかしながら2or3って一体どっちなんだ?

どっちに乗っても着くってことか?

それとも片方は全然違う方面へ行ってしまうのか?

階段を駆け下りながら不安感が増してくる。

ホームに行けば駅員がいるだろうからまた聞こう。

そう思いホームへ降り立ったが駅員は見つからない。。

近くにいたおじさんに「次の列車ポンペイへ行く?」と聞くと「I don't know」と言われる。

やばい、やばい、どうしよう。

遠くから音が聞こえる。

列車の走行音だ。

答えが出ない俺の目の前にどこ行きか分からない列車が飛び込んで来た。

その列車の車体は、ニューヨークの地下鉄を彷彿とさせる、スプレーで思いっきり車両全体を落書きされまくってるオンボロ列車だった。

私は運転手がいる一番前の車両目指してホームを全力で走った。

しかしながらこのオンボロ列車の車列が思いの外、長い。

走っても走っても追いつかない。

ホームにブザーが鳴り響く。

扉を閉めることを知らせる音だ。

あぁー、もう間に合わない。

えぇい、ドンッ!

飛び乗った。

その瞬間、列車の扉は「バタンッ」としまり、オンボロ列車がギシギシと音をたてながらゆっくり動き出した。

 

つづく。