ぼっち旅inイタリア2011 その12

Rome  

イタリア旅行4日目。

ローマを丸一日観光した。時刻は21時を廻っていた。

さてそろそろホテル帰るかぁ。

地下鉄でローマテルミニ駅へ向かった。

スーパーで買い物して駅構内を歩いていると、駅員と黒人のおばさんが何やらもめていた。

黒人のおばさんが凄い大声で駅員とやりあってた。

まぁ何があったのかは分からなかったけど。。


ホテルまで後10m程の所に軽食屋があった。ちょうど私が通りかかった所でお客さんがジェラードを持って店から出て来た。

よし、今日の一日の締めに買って帰ろう。

急にそう思い入店した。


ハンチング
ピッコロ(小さいサイズ)

一番小さいサイズのジェラードを注文して5ユーロ札(600円)を渡した。

店員
グラッツェ、チャオ。

そう言って男の店員は立ち去って行く。

 

 

おかしい。

絶対におかしい。

小さいサイズのジェラードが5ユーロするはずがない。

私はイタリアに来て以来、何度かジェラードを食べていて小さいサイズのジェラードは大体2~3ユーロ程度だと言うのは分かっていた。


このまま帰るわけには行かない。

私はその店員を追いかけて行ってお釣りを請求した。


するとその店員はお釣りをくれた。

だがそのお釣りは5セントコインだった。

5セントコインとは日本円で言うと5円玉。

その5円玉を10枚程、私に渡して『チャオ』と言って立ち去って行く。


私の後ろには店員の友達らしき男が居てそのやりとりを見ていた。

私を小馬鹿にでもした様に『クックック』と笑いながら見ていた。

 

 

なめられている。。

悔しい。。。。


私は渡された5セントコインを手のひらに乗せて『おかしいだろ』ともう一度店員に詰め寄った。

すると店員はレジを開けた。

店員はレジに入ってる5セントコインを適当に。

本当に適当に鷲掴みして、私の手のひらにジャラジャラと上乗せして来た。

それを見てさらに店員の友達が爆笑してる。


店員
チャオ、バイ。

 

 

ここまで小馬鹿にされると私も黙っていられなかった。


ドン!!!!!

5セントコインを握ってる右手の拳をカウンターに叩きつけた。


ハンチング
ユーロコインバック!!!!!


後ろにいた店員の友達の笑い声が消えた。

店員はようやく大きなコインでお釣りを渡した。


1ユーロ80セント。

私は5ユーロ渡してる。と言う事は。

あのジェラードは3ユーロ20セントだった事になる。


ちょっと高い気がする。

恐らく少しだけボラれてるだろう。

そう思ったが私はそのまま店を後にした。


悔しい。

悔しいのはお金を損した事に対してではない。

油断してた自分、そしてなめられてる事に腹が立っていた。


イタリアに来る前に日本で事前情報を調べた時に『イタリアではお釣りをごまかす店員がいる』と言うのを知っていた。

なのでイタリアに来てから買い物する時は毎回、注文する前に値段を店員に確認していた。

そしてお金を渡す時も『はい5ユーロ札ね』と声に出して渡していた。お釣りをごまかされない為の自分なりの対策だった。

もちろん戻って来たお釣りも合ってるか確認していた。


なのに。。。

地下鉄でのスリへの注意、観光で一日歩き回った疲れ、ようやく帰ってきてホテルまであと10mで着くと言う安心感から注文前に値段を確認する事を忘れてしまっていた。


そして改めて思った事。

それは。

『イタリアで日本人観光客はなめられている』

そう感じた。


日本人は気が弱いし文句も言ってこないから騙せる。

実際、私も食い下がっては見たが対応は基本的に笑顔で対応していた。


海外でのコミュニケーション。

私に限らず多くの日本人観光客は言葉に不自由するだろう。

言葉に不自由なその溝をどうしても笑顔でうめようとしてしまう。


ただこういう時はだけは毅然とした態度で望まないとダメだ。

笑ってばかりじゃなめられる。

イタリアに限った事ではないけれど親切な人も多いけれど、やはり悪いやつもいる。

今日でイタリア4日目だが、お金払った後、お釣りを返さないで知らんぷりしてる奴に2回遭遇した。


ホテルに帰って、駅で見た黒人のおばさんを思い出していた。

この国では自己主張をしっかりしないと生きて行けない。

そう感じていた。


納得出来ない事をされたら笑顔は見せない。

日本語で良いから怒りを相手に示す。


この教訓を無駄にしないように明日からの旅を楽しめるようにしっかり対応して行こうと心に誓った。

つづく。