ぼっち旅inイタリア2011 その9

Florence

 

5月12日(木)イタリア3日目

朝9時起床。昨日よっぽど疲れてたのかぐっすり眠った。

ホテルで朝食。

イタリア人のおばさんが一人で朝食を準備していた。

鼻歌を歌いながら陽気に準備してるのがなんともイタリアっぽい。

おばさんにカプチーノをお願いしてパンにチーズとハムを豪快に挟んで食べた。

カプチーノがとても美味しかったので『カプチーノ、ボーノ!!』と言っておかわりするとおばちゃんはとても嬉しそうだった。

ホテルをチェックアウトしてミラノ中央駅に徒歩で向かう。

今日でミラノの街とはお別れだ。

短い滞在時間だったけどミラノはとても素敵な街だった。

素敵な出会いもあった。

私の人生においてもう来る事は出来ないかもしれないミラノの街。

名残惜しい気持ちで街並みを眺めながら駅を発った。


今日は朝ミラノを発って夜にローマに戻る予定だ。

ミラノとローマのちょうど真ん中あたりにフィレンツェと言う街がある。

今日はそのフィレンツェに立ち寄って行こうと決めた。


ユーロスター(イタリア版新幹線)の切符を買い車内に乗り込むと満席だった。

一緒の席になったイタリア人のおじさんに『ボンジョルノ』と挨拶して座る。

駅の売店で買った新聞ガゼッタデロスポルト(イタリアのスポーツ新聞)を広げると昨日見たインテルvsローマの試合が載っていた。

新聞には選手個々の採点が書かれている。

気になる長友は。。。

『6.5』

ゴールを決めたエトーと並びチーム最高点の評価だった。


予定より少し遅れてユーロスターはフィレンツェに到着した。

ここで荷物を駅の預り所にあずけた。イタリアはコインロッカーが無いみたいなので大きな荷物はみんなここに預けて行く。

身軽になってフィレンツェの代表的建造物のドゥオモに向かう。

駅から少し歩くとドゥオモ、ジョットの鐘桜、サンジョヴァンニ洗礼堂がドーンと見えてきた。

 

私はジョットの鐘桜に登って見た。

ジョットの鐘桜は高さが84.7mのとても細長い建築物だ。

その細長い建物内にはらせん状に石の階段があってそれを頂上目指して必死に登る。

階段はかなりの傾斜でしかも狭い。

人とすれ違う時は体を横にしないとすれ違えない位の狭さだ。

息を切らせながら登って頂上に辿り着くとそこにはフィレンツェの街並みを一望出来る絶景が広がっていた。


街一面、赤レンガの美しい街並み。

私は頂上に辿り着きフィレンツェの地図を広げて眺めていた。

すると一人のイタリア人のおばさんが声をかけてくれた。


おばさん
あれがサンタマリアノヴェッラ教会。


そう指して私に街並みを教えてくれた。

私が持ってる地図をおばさんにみせると日本語の地図を見た瞬間、完全にお手上げのポーズ。

『日本語の下に小さくイタリア語でも建物名表記してるのになぁ』

そう思ったが、今回のイタリアの旅ではこのおばさんに限らず、日本語の地図を見た瞬間お手上げポーズされる確率100%だった。

私は『今いる場所はここです』と地図を指差す。

するとおばさんも理解してくれた様で、その後は『あれがヴェッキオ橋であっちがシニョーリア広場で』と親切に説明してくれた。

おばさんにお礼を言ってジョットの鐘桜の階段を下って行く私。

途中で60代位の日本人の夫婦とすれ違った。

関西から来たらしいそのご夫婦は人目もはばからずジョットの鐘桜内でおもいっきり喧嘩していた。

どうやらジョットの鐘桜に登るのを、ためらってた奥さんを旦那さんが半ば強引に誘って登って来た様子。


奥さん
もういややわぁ。だから私、高所恐怖症っていったやんか!!もう行かへんからあんた一人で行って来て!!

旦那さんは困った表情で無言で奥さんを置いて登って行く。

 

 

申し訳ないが思わず笑ってしまった。

フィレンツェの街探索は後半戦へつづく。